開院当初から健康診断についてのお問い合わせがありましたが、やるべき内容は個々の状況により異なると思い、特に決まったプランは設けておりませんでした。しかしそれだと受けづらいということもあるようですので、この度作成してみることにしました。
健康診断の項目としては、一般的には血液検査と尿検査を優先させるのが良いと思います。高齢の場合、何らかの症状がある場合、血液検査で異常がみられた場合などは超音波検査やX線検査も併せて行うとより望ましいです。
また、若齢動物や消化器症状がある動物では糞便検査を、呼吸器症状がある動物では胸部X線検査を、拾った猫や屋外に出ている猫ではウイルス検査、糞便検査などを優先させたほうが良いと思います。
健康診断の目的は病気の早期発見ですが、全てを検出できるわけではありません。また、異常がなかったとしてもその後の期間に発症することはありますので、検査結果に安心せず、日々の体調をみてあげてください。