地域の皆さまに愛され、安心する動物病院「平井動物病院」
平井動物病院トップ » 症例紹介 » 症例:猫の巨大結腸症
症例紹介
2016/04/16
症例:猫の巨大結腸症

 年齢不明の猫で、以前から便秘がありましたが、たまに詰まってはいたもののなんとか自力で出ていました。今回また詰まってしまい、手で掻き出そうとしてもほとんど出せなかったため、手術に踏み切りました。

 写真は拡張した結腸です。内部に多量の糞便がたまっていました。

3723

 結腸の大部分(23cmぐらい)を切除しました。

DSCF3732

 残った部分を縫合して繋ぎ合わせました。

DSCF3725

 猫の便秘の治療としては、まずは緩下剤の投薬や食事療法などを行います。それでも便が詰まる場合には手で掻き出す処置を行います。自力で全く出ない場合には1週間に1回ぐらいのペースで処置を行う必要があります。あるいは、今回のように結腸の大部分を切除する手術を行います。

 私は手術をなるべく避けたいという性格ですし、飼い主さんもだいたいの方は手術を希望されませんので、当院においては猫の巨大結腸症で手術をすることはほとんどありません。ただ、今回は7kgぐらいの大きな猫だったため、手が奥まで届かず便を出せないような状況でしたので、手術せざるを得ませんでした。便を掻き出す処置自体も猫に非常に大きなストレスを与えますので、手術するかどうかはそのストレスとの兼ね合いになるかと思います。

doctorsfile
PETOKOTO
症例紹介
各種予防 手術について
定期健康診断
去勢・避妊手術について
各種病気について
症例紹介
採用情報
お問い合わせ 03-5413-6301
  • 定期健康診断
  • 去勢・避妊手術について
  • 各種病気について
  • 症例紹介
採用情報
お問い合わせ 03-5875-2273